否定から入るブログ

いやそんなことないよ

僕の障害年金の捉え方

九州沖縄地方を台風10号が通過しましたね。

みなさん、大丈夫でしたか?

幸い僕の家は大した被害もなく、

せいぜい家の周りのゴミを回収するくらいですね。

 

以前、障害者というタグで僕の大嫌いなスカッとジャパン的なコピペを

書いたと思います。

去年の記事になりますが、同じく障害者のことを書いた記事が気になったので

そのことについて書こうと思います。

 

 

 

 

 

president.jp

簡単に書きますと、20代からうつ病の引きこもりの女性が

担当医が変わったことにより今まで支給されていた

障害年金(年間約78万円)を打ち切られ

母親が支給再開のため社労士に相談し、

再び支給が再開されたという話です。

 

別に僕は障害年金をもらってることを非難したいわけじゃありません。

もちろん、医者が書いてその結果障害年金を支給されることは恥ずべきことではありません。

僕自身も、明日交通事故にあって半身不随になるかもしれません。

うつ病になって会社を辞めることもないとはいえません。

実はこの生きにくい世の中も自分が発達障害だったのが原因だったのかもしれません。

なんなら今回の台風で補強作業中や片付けの最中に怪我をすることも十分考えられます。

みなさん色んな理由で障害者になり、また障害年金にお世話になることは全く無いとは言えないと思います。

 

ただ僕は彼女に対して一切の同情が持てません。

 

長女は障害年金で将来のための貯蓄をしたり、通院代や薬代、嗜好品の購入に充てたりしていました。障害基礎年金2級は年額で約78万円、月額にすると約6万5000円になります(※)

※相談当時、障害年金生活者支援給付金制度は始まっていませんでした。

長女は5万円を毎月貯蓄し、35年間で2100万円を貯めるつもりでいました。親の援助がなくても2000万円以上の貯蓄ができる。それだけが長女の唯一の心の支えであり、希望でもありました。しかし、障害年金が支給停止されたため、長女の貯蓄計画は頓挫し、心の支えを失ってしまいました。

 まずここです。

障害年金を何に使おうがそれは個人の権利ですし、外野がとやかく言うことではありません。

ただ、毎月5万円を貯蓄し、35年間で2100万円を貯めるというのは違うと思います。

老後の2000万円問題のことを言ってるのだと思いますが、

一生障害年金だけで生活していくつもりだったのでしょうか?

しかもそれが心の支えって…

改めて書きますが、障害者は大きく分けて3つに分類されます。

一つは身体障害者。体の一部が欠損していたり、内蔵や視力・聴力など目に見えない

障害も身体障害者に含まれます。

障害者といえばこちらを想像する方が多いのではないでしょうか?

次に知的障害者。生まれたときから知能が低く、こちらも理解しやすいのではないでしょうか。

最後に精神障害者です。これはまず外部から見てもなかなか判断しづらいと思います。

身体障害者のように目に見えるわけではなく、知的障害者のように特別支援学校に通っているわけでもなく

普段会話していても気づきにくい障害です。

いくら医者に「君はうつ病です」「あなたは発達障害」と診断書を書かれても

傍から見ればそれはただの甘えだと人に思われるかもしれません。

だからこそ自分で判断せず、医者に診断を受けて欲しいです。

それで彼女は医者にうつ病と診断されたそうです。

ただうつ病などの精神障害身体障害者のように特定の器官が回復しないわけではなく、

療養によっては健常者と同じレベルまで回復する可能性があり、

障害年金の受給に必要な診断書も何年かおきに医者に書いてもらう必要があります。

しかし、新しく担当になった医者に以前とは違う内容の診断書を書かれたようで

その結果、今回の障害年金の打ち切りにつながったそうです。

医者も人ですからその人によって患者の症状の受け取り方が違うのは仕方がないことだと思います。

ただ、

「長女は障害年金のほとんどを銀行の自動積立で毎月貯蓄をしてきましたが、それができなくなってしまいました。将来のお金の不安と障害年金が止まったショックで通院もやめてしまいました」

 

また、長女は通院の際、服装にも気を遣うようになりました。きちんとした服装をして、問診は無理をして気丈にふるまっていたそうです。なぜそのようにしたのかはよく分かりませんが、おそらく新しい先生が若い男性だったことが理由のひとつかもしれない、と母親は考えているようです。

 

ここを見て『?』が出ました。

障害年金の打ち切りのショックで通院をやめた?

新しい医者が若い男性に変わったから服装にも気を使うようになった?

僕は別にうつ病なら服装に気が回らないはずだと非難するつもりはありません。

障害年金の打ち切りと通院の中断は別問題だと思います。

なんとなく彼女は不労所得の生活に慣れ、障害年金の打ち切り?

じゃあ通院を辞める

と本来通院は自身の病状の改善のために行っているのではないのでしょうか?

僕はそう感じました。

 

最後はこの3つで締められます。

・長女の障害年金は無事再開されたこと。
・医師との信頼関係ができ、通院や治療は続けられていること。
・医師のアドバイスで社会復帰に向けてのプログラム参加を検討していること。

 年金が再開されて通院も再開。

今後は社会復帰に向けてのプログラム参観を検討している。

なんか彼女社会をなめていませんか?

僕はこのままなし崩しに不労所得の生活を続け、

また支給が停止されたら社労士に泣きついて医者にせっつく未来しか見えません。

じゃあ君は支給停止されるまで何してたの?

なんで支給されてる間に社会復帰のプログラムや障害者雇用について検討しなかったの?

はっきり言って彼女には全く可哀想とか同情心が湧きませんでした。

僕はあまりこの言葉を使いたくありませんが甘え。と言われても仕方がない

誰もかばう人はいない、誰も、同情する人間はいない。

 

そもそも検討ってなんやねん…。

この記事の意図がわかりません。

ますます精神障害者障害年金を受けている人が偏見を持たれても仕方がない。

news.yahoo.co.jp僕はこちらの記事を見て、ああやはり障害年金セーフティーネットの最後の砦なんだな、打ち切ってはいけないなと感じました。

ちなみに、次の自民党総裁に名乗りを上げている菅義偉官房長官

政策に自助・共助・公助を掲げています。

僕は最初に自助を持ってくるあたり、年金や健康保険といった社会福祉の支出を削減するのではないかと睨んでいます。